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接頭辞法 せっとうじほう prefixation | |
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(そお) (ぺろっ) (げーっ) ゲロまずっチュ… ※途中3コマとばしています |
——『少女革命ウテナ』2巻157〜158ページ (さいとうちほ・ビーパパス /小学館 ちゃおフラワーコミックス) |
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接頭辞法は、「接頭辞」をつけるレトリックです。つまり、意味を添えるために、独立性の低いことばを単語の前につけるものです。 | |||||
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接頭辞をつけること。その最大の理由は、ことばの持っている意味をふくらまして、新しい単語を作りだすことにあります。 | |||||
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「接頭辞」の例としては、日本語では「小生意気」の「小」とか、「まっしろ」の「まっ」といったものがあげられます。 | |||||
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例文は、『少女革命ウテナ』2巻から。 アンシーがウテナたちのために料理を作っている。そして、ペットの「チュチュ」が、そーっと味見をしてみたのが、引用のシーンです。その感想は、 ゲロまずっチュ…というもの。ここで、「まずい」ということばの上についている「ゲロ」というもの。これを「接頭辞」と考えます。 「ゲロまず」という言葉を、googleで検索すると、約1300件出てくる。なので、これは「まずい食べ物」を食べた時に限って、その場合だけ「ゲロ」を使うのではないか。 そこで、ためしに「ゲロうま」を、同じくgoogleで検索すると、約500件出てくる。「ゲロまず」の半分くらいの数ですが、「ゲロうま」という日本語も通用するようです。 調子に乗って、「ゲロ重」をgoogleで検索すると、約700件のヒット。これに対して、「重い」の反対語の「軽い」を使う「ゲロ軽」をgoogleで検索すると、2〜3件くらいでした。圧倒的に「ゲロ重」が多くて、「ゲロ軽」のほうはほとんど出てきません。 以上のことをまとめると、次のようなことがいえます。
ただ一般的にいえば、こういった「新造語法」で作られたことばの多くは、はじめは「仲間うちの会話」で使われるものです。なので、google検索でヒットする件数に100%の信頼をおくことはできませんが。 |
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このサイトでは、その「接頭辞」をつけることに意外性のあるものに限って、「接頭辞法」と呼ぶことにします。つまり、「接頭辞法」を「新造語法」の一種と考えていくことにします。 この「接頭語法」は、「接頭辞添加」とか「接頭辞付加」ともいいます。というか、「接頭辞法」というよりも「接頭辞添加」と呼ぶほうがメジャーです。 |
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接頭辞・接頭辞法 |
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接辞添加法、接尾辞法、接中辞法、新造語法、転成(品詞転換) | |||
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英語辞典のなかで、いちばん「接頭辞」についてくわしく書かれているのは、たぶんこの本です。 | |||
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「説明するための例に挙がっているのが、英語じゃヤダ」という人こちらの辞典がおすすめです。 | |||
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